Joblogじょぶろぐ
構造体をしっかり支える為の基礎工事、…何事も基礎は大切ですよね。
今日はD HOUSEの鉄筋工事のチェックに行って来ました。
住宅の基礎は最近ではベタ基礎と言われる方法が一般的ですが、コンクリートだけでも十分強そうな
基礎なのに、何故コンクリートの中に鉄筋が必要なのか?って思った事はないですか?
鉄筋とコンクリートはそれぞれ一長一短あります。
鉄筋は引っ張りには強いが、細長く曲がりやすいので圧縮力をかけると曲がってしまいます。
コンクリートはその逆で、圧縮力には強い_が、引っ張り力にはほとんど抵抗せず、
引っ張り力と圧縮力の組み合わせである曲げをかけた場合はポキッと折れてしまいます。
ところが、コンクリートの中に鉄筋を入れると、引っ張り力、圧縮力、
曲げのいずれに対しても強い構造体となります。
また、強いアルカリ性を示すコンクリートには、鉄筋を錆による劣化から防ぐ働きもあります。
さらに_コンクリートと鉄筋の熱膨張性質が似ていることなど、
組合わせに都合のよい条件が_沢山そろっているのです。
このように物の特性の長所を活かして採用されているのが、鉄筋コンクリートの基礎なのです。
完成すると見えなくなってしまう鉄筋ですが、縁の下の力持ち的な存在で家を守っていってくれる訳です。