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じょぶろぐ

☆基礎に鉄筋が必要な理由☆

構造体をしっかり支える為の基礎工事、…何事も基礎は大切ですよね。
今日はD HOUSEの鉄筋工事のチェックに行って来ました。

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住宅の基礎は最近ではベタ基礎と言われる方法が一般的ですが、コンクリートだけでも十分強そうな
基礎なのに、何故コンクリートの中に鉄筋が必要なのか?って思った事はないですか?
鉄筋とコンクリートはそれぞれ一長一短あります。

鉄筋は引っ張りには強いが、細長く曲がりやすいので圧縮力をかけると曲がってしまいます。
コンクリートはその逆で、圧縮力には強い_が、引っ張り力にはほとんど抵抗せず、
引っ張り力と圧縮力の組み合わせである曲げ
をかけた場合はポキッと折れてしまいます。

ところが、コンクリートの中に鉄筋を入れると、引っ張り力、圧縮力、
曲げのいずれに対しても強い構造体となります。
また、強
いアルカリ性を示すコンクリートには、鉄筋を錆による劣化から防ぐ働きもあります。
さらに
_コンクリートと鉄筋の熱膨張性質が似ていることなど、
組合わせに都合のよい条件が
_沢山そろっているのです。

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このように物の特性の長所を活かして採用されているのが、鉄筋コンクリートの基礎なのです。
完成すると見えなくなってしまう鉄筋ですが、縁の下の力持ち的な存在で家を守っていってくれる訳です。