Joblogじょぶろぐ
こんにちは。企画営業室 山本です。
今回は、坪単価のお話を少々・・・。
色々お調べすると、皆様からよくお聞きする坪単価は、基本的には「建物の本体価格」を「面積」で割った値のことですが、
じょぶは、この坪単価表記が苦手な工務店です。
何故なら、坪単価の計算の仕方や含まれる項目(内容)は建築会社で自由に決めている為、どこまでの費用だろう・・・と悩んでしまうから。
そして、単純に坪単価だけを見て住宅の建築費用が高い安いを判断するのは危険だからです。
そこで、今回は建築に関する費用の構成をお伝えしたいと思います。
構成しては、大きく3分類に分かれます。
<建物の本体価格>
建物の本体価格にどこまで含めるかは、工務店次第となりますので、一番不明確な部分です。
住宅設備(キッチン等)は含まれないメーカーさんもあるようですし、エアコンや照明器具までしっかりと入っている場合もあります。
税込みか税抜きかでも坪単価は随分の差があります。
<設計費用>
設計費用は、建築士法の告示第15号で示されています。建築事務所である以上、多かれ少なかれ業務が必要となります。
もし、「設計費用」という項目すら明記が無い場合は、「企画住宅等で自由度が低い」=「設計費用が発生するまでもない」とお考え下さい。
<付帯工事>
本体価格とは切り離して考える事が出来る工事のことです。
計画地の状態により必要な工事であったり、家の中のお話ですと、家具・エアコン・照明器具などの「動産物」が該当します。
次に、分母である坪数計算はどうでしょうか・・・・。
一般的には、延床面積から坪数へ変換するようですが、これも各社色々違います。
B社のような表記も見受けられます。
例えば、建物本体価格(税抜き)が2100万の場合、A社は約75万、B社は約65万。
2100万を税込み表示に置き換えると、A社は約82.5万、B社は約72万。
坪単価計算で用いる建物本体価格は、建物の形が変われば外壁も屋根も基礎もそれぞれ面積が違いますし、
各社、仕様も全く違うでしょう。
本当は、じょぶも坪〇〇万です!。もともとのベースのご提案から1坪の増減で〇〇万増減します!
と断言したいところです。
でも、実はそうでは無い事も知って頂きたいと思います。
ご家族のご要望を叶える為には何にいくら掛かるのか、本質的な部分を掘り下げた根拠(明細)を
しっかりと把握いただくことで、コストバランスを取ることが出来るのではないでしょうか。
あくまでも坪単価とは、結果の割り返しに過ぎませんし、坪単価だけで表現出来ないのが本来の家づくりなのです。