企画設計室の冷水です。
最近、暖かい日が続きますね!
出かけたくなるようないい天気です。
先日、ミナペルホネンの展覧会に行ってきました。
100年つづくモノづくりを目指す、ミナペルホネン。じょぶでは好きなお客様が多い印象です。
今回色々なところですごく感銘を受けたので是非紹介したいと思います!

まず、入口には壁いっぱい敷き詰められたテキスタイルが。
入ると、ブランド設立から現在25周年に至るまでのストーリーと展示品。
設立当初からの洋服以外にも家具や食器など。

ミナペルホネンといえば、というくらい有名なタンバリン。
このシンプルなテキスタイル一つにしても、完成まで試行錯誤が繰り返されており、
布一枚にもあたたかみを出すため、手間暇がかかっているそうです。
そして、建物内には、コンパクトな宿まで建てられていました!



ミナペルホネン創業者の皆川氏が「着る喜びから過ごす喜びへ」と
将来の夢として構想している「shell house」です。
巻き貝のように外側がそのまま内側になっていくこの形は、
外側で感じた事は、やがて内側(感情や記憶)に繋がるということを示唆しているそうです。
また、他の部屋では、壁いっぱいに飾られた衣装が。
年代はバラバラに置かれていたのですが、どの衣装も素敵で流行や時を感じさせないものばかりでした。
100年つづく価値の変わらないブランドを、という作り手の想いが伝わるようでした!

作り手だけでなく、実際に着て過ごされている方々のストーリーが一緒に載せられていました。
長いものでは何十年選手も飾られていました。
どんな想いでこの服を手にして、どんな時に着ていたのか…
毎日何気なく選ぶ服にも、作り手と着る側の想いが沢山詰まっているのを感じました。
他にも、デザインの発想のもととなった雑貨や服などが飾られていたり、
試作時に使われた布や、完成するまでの過程を流した動画が色んな所で見られました。

デザイナーさんが机に向かって作業をしているものから、
パタンナーさん、カラーリストさんが集まって会議していたり、
職人さんの準備作業や、パートの主婦の方々のお昼休憩の風景…


沢山の方々が関わって一日一日作業を重ねて出来上がっていきます。
同じモノづくりの仕事をしている身として、良い刺激を受けた一日でした。
ミナペルホネンが四半世紀の間愛される理由として、
手間暇を惜しまず、物や人の想いを大事にする姿勢が感じられました。
私自身も一つ一つの仕事に気持ちを込めて、
長く良いと思っていただけるお家づくりを目指していきたいと思います!