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北摂で新築を建てるなら?知っておきたい5つのポイント

北摂は自然豊かで治安も良く、教育環境や就職環境も充実しているため、ファミリー層を中心に人気が高い地域です。
さらに、大阪の中心部や京都へもアクセスしやすく、利便性にも優れています。

とはいえ、エリアごとにそれぞれ違った特徴があるため、暮らしやすい街かどうかしっかりリサーチすることが大切です。

そこで、今回はエリアをリサーチする際に役立つポイントを5点にまとめて紹介します。

目次

1.北摂で新築を建てるときに知っておきたいポイント5選

2.北摂で新築を建てた人たちが重要視していたことは?

3.北摂で新築を建てるために、より役立つ情報を集めよう

 

 

北摂で新築を建てるときに知っておきたいポイント5選


一般的に北摂と言われるエリアは、池田市・茨木市・吹田市・摂津市・高槻市・豊中市・箕面市の7市で、淀川より北側の大阪北部の地域を指します。

北摂では、それぞれの自治体で独自の支援制度を設けていますが、特に子育て世帯へのサポートが充実しています。
そこで、移住する前に知っておきたい5つのポイントを挙げながら、各自治体の取り組みについて紹介します。

 

1.出産、子育て給付金支援について

北摂はどの地域も、子育て世帯へのサポートに注力しています。
なかでも、池田市や豊中市は出産への支援も手厚く、これから新しい家族を迎える予定のご家庭に住みやすいエリアと言えるでしょう。

池田市では、妊婦さんを対象とした出産応援ギフトや、生後6か月未満の新生児を対象とした応援ギフトを配布しています。
ギフトと聞くと物品をイメージしてしまいますが、嬉しいことに5万円の給付金が支給されます。

豊中市では、出産のお祝いとして「とよなかっ子スマイル」という1万円相当のカタログギフトを贈っています。カタログにはおもちゃや衣類だけでなく、育児支援サービスや子育て施設利用券など、豊富な選択肢から選ぶことができます。
さらに、0~2歳を対象とした第二子の保育料の無料化や、小中学生を対象とした修学旅行費や副教材費の無償化にも努めており、長期的な子育て支援に力を入れているエリアと言えるでしょう。


※TNN豊中報道。2より画像参照

 

2.子どもの医療手当について

子育てによる経済的負担は大きく、教育費や生活費はもちろん、医療費もかかってきます。
特に医療費は他の費用とは違い、予期せぬ支出のため、少しでも助成があると助かりますよね。

まず、医療費助成の対象年齢については北摂7市すべて18歳の3月末までと定められています。

受診料の自己負担については、医療機関ごとに1日最大500円、月2日までは負担しなければなりませんが、関西圏では平均的な設定といえるでしょう。
ただし、高槻市だけは例外で、令和7年4月から子どもの医療費が完全無償化となっており、自己負担なしで診療を受けることができます。

また、北摂7市すべてが、処方箋で薬局を利用した場合の薬代の自己負担は無しとなっており、家計に優しい配慮がされています。

 

 

3.幼稚園・保育園の施設数や待機児童数について

夫婦のいる世帯全体において、共働きをしている家庭が7割以上を越える昨今。幼稚園や保育園の利用者も右肩上がりで増え続けています。

北摂では、「待機児童ゼロ」を掲げて注力している市あり、実際に待機児童数ゼロの実績を挙げている例も少なくありません。
特に、吹田市は北摂7市の中で一番保育所数が充実しており、公立保育所が12か所、私立保育所が36か所と、共働き世帯に住みやすい街と言えるでしょう。

以下に各エリアの保育所数と待機児童数をまとめてみました。

北摂7市の保育所数と待機児童数
吹田市豊中市箕面市高槻市茨木市池田市摂津市
保育所数4848282318126
0歳児保育可施設4846282117126
待機児童数4280024024

※各市の最新情報に基づいたデータ

 

4.新築建設の給付金について

住宅建築費用が上昇し続けている今、給付金を利用して、少しでも購入負担を緩和させたいものです。
ここでは、茨木市・摂津市・高槻市が行っている、新築建設に対する給付金や、ローン金利の引き下げ政策について紹介します。

茨木市・高槻市は、【フラット35】地域連携型を利用できるエリアです。
もちろん対象条件はありますが、【フラット35】の借入金利が当初5年間0.5%引き下げられます。

給付金の支給については、以下にまとめています。

給付金額条件
茨木市上限30万円
  • 別々に暮らしている親世帯と子世帯のどちらか一方が茨木市に1年以上住んでいる
  • 同居・近居を目的に茨木市に転入する場合
高槻市上限20万円
  • 親・子・孫からなる3世代の同居・近居を目的として建設する場合
  • 子育て世帯が市外から市内に転入した場合を対象
摂津市上限40万円

 

  • 別々に暮らしている親世帯と子世帯のどちらか一方が摂津市に1年以上住んでいる
  • 同居・近居を目的に茨木市に転入する場合
摂津市上限40万円
  • 実家や持ち家の建替えを検討している世帯
  • 除却工事(全ての家屋等を除却して更地にする工事)に対して

上記でおおまかに説明しましたが、補助金を受けるには世帯構成や年齢などの対象条件があります。下記よりチェックしてみてください。

※1 茨木市の給付金詳細はこちら
※2 高槻市の給付金詳細はこちら
※3 摂津市の給付金詳細はこちら
※3 摂津市の耐震改修補助制度の詳細はこちら

 

5.公共料金について

月々の支出の中で、必ず計上される光熱費。塵が積もれば山となるように、何十年と住むことを考えると、少しでも公共料金が低いエリアに住みたいものです。
そこで、7市すべての水道料金を比較してみましょう。

水道代(2か月分)
豊中市9,460円
高槻市9,130円
茨木市7,700円
摂津市9,407円
池田市9,300円
吹田市10,010円
箕面市9,984円

※経口20㎜で60㎥の水道量を使用した場合で算出。(4人家族の1ヶ月の使用量平均は30㎥)
※令和7年4月現在

北摂7市で比較すると、水道料金が一番低いのは茨木市、反対に一番高かったのは吹田市という結果になりました。
とはいえ、電気代やガス代などは契約会社によって料金設定が異なるため、茨木市がもっとも光熱費が抑えられるエリアだとは一概に言い切れません。

また、省エネ家電を利用したり、太陽光発電を設置したりすることで、光熱費を抑えることもできます。
さらに、高気密・高断熱の住まいを建て、家そのものを省エネ化することで、より効果的に光熱費を削減することもできるでしょう。

 

北摂で新築を建てた人たちが重要視していたことは?


これまで北摂で140軒以上の家づくりをお手伝いしてきた経験をもとに、北摂で新築を建てた人が重要視していたポイントを挙げるとすれば、やはり子育て環境でしょう。

北摂は、緑地公園や里山など自然と触れ合える環境があちこちにあり、治安も良いことから、のびのびと子育てができるエリアです。
さらに、大自然の中でキャンプやバーベキューができる施設も多く、遠出せずとも十分楽しめることができるところは、ファミリー層に高い支持を得ています。

また、教育の質が高い学区も多く、公立学校でも安心して通わせることができるとの声もよく耳にします。
そのため、学区を優先して土地探しをするケースもよくあり、とくに大阪圏外から引っ越される方(兵庫県や京都府、関東圏)が多い傾向です。

住まいが完成するまでに最低でも1年以上、土地から探す場合はそれ以上の期間が必要です。入園・入学の時期を見越して、逆算しながら家づくりを進めていきましょう。


※箕面市「止々呂美ふれあい広場」

 

北摂で新築を建てるために、より役立つ情報を集めよう


ここまで北摂で新築を建てる際に、知っておきたいポイントを紹介してきました。
とはいえ、一番良い情報収集の方法としては、はやり北摂エリアに住んでいる人の実体験を聞くことではないでしょうか。

もし北摂エリアに知人がいない場合は、住宅会社が開催しているOB見学会へ参加するのがおすすめです。
見ず知らずの人のお家にお邪魔するのは、ハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、住宅会社のスタッフに間に入って案内してもらえるため、気負わず参加してみてください。

OB見学会は、お施主様のご都合やプライバシーなども考慮した上で企画されるイベントのため、開催自体が珍しいイベントです。
せっかくのチャンスを逃さず、北摂エリアの魅力や家づくりのことなど色々質問してみてください。