Joblogじょぶろぐ
今回訪れたのは、住みはじめてから14年が経ったM様邸。
19世紀の米西部を舞台にした西部劇を連想させる、ウェスタン風の家づくり。
大人、子ども関係なく、心が弾むインナーガレージハウスがありました。
― どんなことを重視して会社選びをしていたか
以前は築40年ほどのマンションに住んでいたM様。
マンションは手狭だったこともあり、わざわざ貸し倉庫を借りて、仕事道具を収納したり、余ったスペースでちょこっと趣味を愉しむ日々を送っていたそう。
「書斎兼、趣味部屋として自宅にインナーガレージを設けることは、僕にとって念願でしたね。」
とはいえ、書斎スペースも計画した上で、インナーガレージ付きの家を建てるとなると、心配なのが耐震性。
そのため当初は、RC造(鉄筋コンクリート造)を検討していました。
「広いスパンが確保できるRC造は予算オーバーだったんですよ。でも、木造だと耐震性の問題で天井高のあるガレージがつくれないのがネックで…」
そんな折、RC造と同等のスパンが取れ、耐震性にも優れた木造=重量木骨(SE構法)を知ったそう。
じょぶと出会ったのも、SE構法の工務店であることがきっかけでした。
「SE構法の魅力は、タッパのあるガレージがつくれたこと。あと、長期優良住宅の承認が取れたことですね。」
― じょぶとの出会い、どんな印象を受けたか
「遊び心もあって、自然素材がたくさん使われていて、じょぶさんの家づくりが僕らの中でドンピシャだったんです。」
完全自由設計の家づくりで、素材選びも丁寧な印象を受けたM様。見学会に参加してすぐにじょぶに決めてくださいました。
「印象に残っているのは、設計士の方から≪ここまでしかできません≫という言葉がなかったこと。自分たちで何でも決めることができるので、悩まされることもたくさんありましたが、本気で楽しい家づくりができたと思っています。」
― インナーガレージの中の秘密基地
天井高3.5mの開放的なインナーガレージ。
その高さを活かし、ガレージの奥に中2階を設け、ご主人の書斎兼、趣味部屋をつくりました。
「仕事が終わったら、夕飯になるまでずっとここに居るので、一日の大半をここで過ごしていますね(笑)僕にとっては秘密基地的な場所かな。」
天井高が低いため、移動する際は腰をかがめないといけない書斎兼、趣味部屋。
車を2台入れるために、天井高を低くせざるを得ませんでしたが、逆に秘密基地らしい仕上がりに。
こじんまりとした空間だからこそ、心地良く籠れるのかもしれません。
― オーストラリアでの留学・ワーホリから得たインスピレーション
若かりし頃、ラグビー留学のためオーストラリアへ渡っていたご主人。
サーフィン好きだったことも相し、オーストラリアでの暮らしは充実そのものだったとか。
そのため、数年後にはワーキングホリデーをきっかけに、再び渡豪するほど、オーストラリアの虜だったそう。
「オーストラリアで乗っていた愛車のナンバープレートを持って帰ってきて、秘密基地に飾ってるんですよ。」
秘密基地にあるものはすべて、ご主人が縁を感じた物をセレクトして置いているそう。
お洒落だから、好きなテイストだからという理由だけで選ばず、愛車のナンバープレートのようにストーリー性を大切に選ぶことでよりお気に入りの空間が出来上がるのだとか。
▲スケートボードのトラックを外し、インテリアとして活用。その後ろには、歴代のスケートボードのコレクションが。
オーストラリアは多文化主義の国。そこで出会えたユニークな海外文化たちもまた、空間づくりにおいて大切なインスピレーションになりました。
「特に惹かれたのが、ウェスタン文化かな。もともとヴィンテージとかの古いものが好きなのも相まって、ハマっていった感じですね。」
― 14年暮らしてみて、思い描いていた暮らしとのギャップ
インナーガレージへの想いは熱かったものの、それとは別にもうひとつ思い描いていた理想があったM様。
それは、たくさん人を招いても圧迫感を感じさせない住まいでした。
2階の広々としたバルコニーは、M様にとってホームパーティーには欠かせない場所です。
「人を家に招くことが好きで…でも以前のマンション暮らしでは叶わなかったことでした。このお家に引っ越してからは、夏には子どもたちの友達を呼んでプール遊びをしたり、時には友達家族まで招いてハロウィンパーティーをしたり…理想の暮らしを実現できたと思います。」
お子さまが大きくなっても、人が集まる家であることは変わらず、ご主人の秘密基地を借りてピザパーティーを楽しむこともあるのだとか。
バルコニーや秘密基地のように、家に余白を設けることが暮らしを楽しむ大切なポイントなのかもしれません。
▼Before(14年前)
当初の趣味部屋。現在と比べるとやはり14年の月日を感じます。
▼ご主人のこだわりのインテリアを紹介!「住む人から家を知る、暮らしの訪問」シリーズ