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こんにちは!企画設計室の茨木です。
耐久性が高く、傷や汚れが付きにくいというメリットから、キッチンや洗面室で使われることが多いタイル。
デザイン・カラーが豊富にあり、少しの違いでお部屋の印象が変わるので、悩ましい建材のひとつですよね。
そこで、今回は知っておきたい、タイルの選び方・目地割りについてご紹介します!
タイルを選ぶときに知っておきたい3つのポイント
前述にもあげた通り、タイルはデザインやカラーが豊富にあることから、候補が膨大すぎる建材です。
候補があればあるほどデザインの幅も広がりますが、返って悩みのスパイラルに陥ることもありますね。
絞り方のコツを抑えて、効率よくタイル選びをしましょう。
①施工場所に合わせて選ぼう
タイルを使用する場所として多いのは、キッチンや洗面などの水回りですが、その他にも色々あります。
タイルを使用する場所と選ぶポイント
- 玄関床タイルなら滑りにくさを重視して選ぶ。
- 外壁タイルは家の印象を左右するので、色や質感など、ビビっときた理想のデザインを意識して選ぶ。
- キッチンタイルは油や水垢など汚れが付きやすい場所なので、汚れが目立ちやすく、拭き取りやすいタイルを選ぶ。
このように、施工場所の特性によって選ぶときのポイントが変わってきます。
②色やデザインを意識して選ぼう
どんな色・デザインのタイルを選ぶかで空間の印象が大きく変わります。
デザイン性や装飾性があるお部屋の場合、ちぐはぐな印象にならないよう主張が控えめなタイルを選ぶことがおすすめです。
反対にすっきりとしたお部屋には思い切った色や柄のタイルを選ぶことで、空間に個性や特別感を加えることができます。
また、床や壁と同系色で揃えると統一感が生まれ、空間に広々とした印象を持たせることもできますよ。
色別の印象について
ホワイト
清潔感・飽きない・どんなインテリアにも合わせやすい。ブラック
スタイリッシュ・モダン・汚れが目立ちにくい。グレー
上品・様々なテイストと合わせやすい。ビビットカラー
アクセント・明るく楽しいイメージ。パステルカラー
明るくかわいらしい・白より個性が出しやすく、濃い色は抵抗がある方におすすめ。ディープカラー
色の鮮やかさは残しつつも落ち着いた印象を与えてくれます。
③タイルの貼り方によって印象が決まる
次に、タイルの貼り方や目地割りについてご紹介します。
一定サイズのタイルを決められた面積に貼るときに、どのようにタイルを置くかを目地割りといいます。
目地割りの基本的な種類は3種類です。
- 通し目地(芋目地)
水平・垂直方向の目地が一直線になるような貼り方。
規則正しく伸びるとされる芋の根と似ていることから「芋目地」とも呼ばれています。
規則正しい印象を与え、シンプルですっきりとした空間を演出できます。
- 破れ目地(馬踏み目地)
横方向の目地は直線、縦方向のタイルを上下に対して互い違いのパターンで組む(半分ずつずらして貼る)貼り方。
馬が踏んだ足跡のように交互になっていることが由来。
カフェなどでよく見られる貼り方。レンガのような印象で、リズムを生み出します。
- やはず張り(あじろ張り)
Vの字型に組んで貼っていく方法。
「やはず」は矢の端の、弓弦を掛けるところで、V字型になってることが由来。
斜めに貼る事で、縦・横に貼る場合とは違った雰囲気になり、個性的な印象を加えることができます。
タイルの選び方のまとめ
いかがでしょうか?
タイルを選びにはたくさん悩まれるポイントがありますが、以下を意識して選ぶといいかもしれません。
- 施工場所の特性について知る
- 空間全体のコーディネートと比較しながら、色やデザインを絞る
- 目地割りによる印象の変わり方に注目してタイルを決定する
豊富すぎるデザイン・カラーの中から決めるのは難しいですが、こちらの記事を少しでも参考にしていただければと思います!